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地域専任講師のご紹介③ 菊池新一先生

経営人材育成研修担当(一社)全国農協観光協会白木です。
令和2年度経営人材育成研修では、エリアを代表する、あるいはエリア注目の講師をスポットで招聘いたします。
各講師のプロフィールを会場の北から順にご紹介してまいります。
3回目は東北➀会場の地域専任講師、菊池新一先生のご紹介です。
菊池 新一(きくち しんいち)
認定NPO法人 遠野山・里・暮らしネットワーク会長
1949年岩手県遠野市生まれ。
68年遠野市役所税務課を振り出しに、営農振興課、商工観光課などで活躍。
岩手県遠野市地域改革担当部長、産業振興部長、総合産業振興センター所長などを経て、
(社)遠野ふるさと公社事務局長。のち認定NPO法人遠野山・里・暮らしネットワーク設立に関わり、
副会長を経て現職。著書「遠野まちづくり実践塾」
今までの主な取組
遠野市役所の職員時代から、アイディアを活かし、道の駅の立ち上げにかかわるなど、
遠野市観光の推進に努める一方、経営的センスを活かし、公社の立て直しも行う。
遠野市在職中は、道の駅「遠野 風の丘」設立に関わり、当初予想された来客数年間10万人を大幅に超える、
年間100万人来客を三年で達成するなど、大きな結果を残している。そこで一貫して大切にしていたのは「消費者目線」。
この精神は、NPO法人代表として各農泊事業者と顧客をつなぐ中間組織となっても貫かれている。
送客する旅行エージェントからすると、キャパシティの確保が最大の懸案事項となる。
しっかりとキャパシティを担保する菊池さんのような中間組織が重要な理由だ。
そのうえ、こうした「消費者目線」は送客する旅行エージェントにとどまらず、
その先の一人一人にまで、この目線は徹底している。
「われわれもお客さんを見て、アテンドするときにはものすごく注意します。
いまはアレルギーの問題いっぱいあるじゃないですか。それをできるところに、そういう人を入れるとか。
ちょっと体が弱いとか、いろいろある人は、例えば看護師とか保健師の経験者のところに充てるとか。
ちょっとやんちゃな子供はこの宿に充てるとか、そういうのはあります。」
こうした一人一人の顧客に応じたきめ細やかな対応も、現場を知るゆえ。
こうした「現場力」を活かし、中間支援機関としてさまざまな機能を、
ワンストップで提供しているのは、遠野市の菊池さんならでは。
こうした中間組織の役割を学びたい方はぜひ受講をお勧めいたします。
この菊池さんのお話に興味・関心をお持ちになった方は、ぜひ令和2年度経営人材育成研修「東北1・2会場」をご受講ください。
東北1会場は11月9日(月)東北2会場は11月10日(火)開催です。お申し込みはこちら。