セミナー・イベント

─ セミナー・イベント ─

地域専任講師のご紹介① 木村宏先生

 

経営人材育成研修担当(一社)全国農協観光協会白木です。

令和2年度経営人材育成研修では、エリアを代表する、あるいはエリア注目の講師をスポットで招聘いたします。

各講師のプロフィールを会場の北から順にご紹介してまいります。

まずは、北海道会場の地域専任講師、木村宏先生のご紹介です。

木村 宏(きむら ひろし)

北海道大学大学院国際広報メディア観光学院 教授

観光地域経営論をご担当。前信州いいやま観光局事務局次長兼飯山駅観光交流センター長。

自らの宿泊施設の経営後、日本型DMOの先駆けとなる信州いいやま観光局の運営を実践。

中でもグリーンツーリズムを推進し、体験型宿泊施設で飯山市のグリーンツーリズム中核施設「なべくら高原・森の家」を開設。

その他温浴施設、道の駅、文化施設、郷土料理店などの公共施設運営、着地型商品の造成、観光まちづくり事業を展開。

新幹線飯山駅構内の観光交流拠点整備にも関わる。また、修景事業を展開し、

観光まちづくりをする長野県小布施町の老舗企業・株式会社小布施堂にてホテル・レストラン経営の実践・研究も行う。

「信越トレイル」「みちのく潮風トレイル」の整備・事業化にも参画し、日本のロングトレイルの普及活動にも従事する。

2016年より北海道大学観光学高等研究センター特任教授。その後現職。

 

今までの主な取組

信州いいやま観光局の取組

木村さんはスキーブームに乗って観光で稼いでいた長野県飯山市がバブル崩壊と共にスキーブームが終焉する中で

スキー頼みの観光を脱却するため、当時の飯山市観光協会で新たな観光資源の発掘・開拓を進めました。

また、北陸新幹線が飯山駅を通ることも控え、着地型商品の開発をはじめとして、どういった形でお客様を迎えるのか

戦略的に考えるプロジェクトも推進していました。

そのさなか、「既存の観光を変えて人々に飯山市をアピールするためには、他の地域との競争に耐えうる組織が必要」と

従来の観光協会の組織のあり方も変えていくことにしたのです。

 

 

どの観光地も生き残りをかけて模索している中、旅行エージェントのような第三者に集客をお任せしてしまうような、

「受け身のただ待っているだけ」の姿勢では観光客は訪れなくなってしまった現実がありました。

組織をきちんとマネジメントし、自らマーケティングを行う。

そのような、「受け身ではなく、攻めの組織」への変革が必要との判断から、行政の一部から「一般社団法人」として脱皮したのです。

その後飯山市振興公社とも統合。現在の「信州いいやま観光局」が誕生しました。

市の観光事業を一手に担う観光局にとって、地域の人々との連携はもっとも重要なことでした。

しかし、観光事業から遠い存在である地域の人々からは「自分達には関係ない。どんなメリットがあるのか?」と、思われかねませんでした。

 

 

ポイントは「お客様目線」という意識を共有することです。」木村さんは言います。

「外から訪れた人が、実際に接するのは地域の人だったりします。その地域の人が冷たかったり、

何気に入った商店の人が不愛想だったら…せっかく点としての観光ポイントがよかったとしても

一瞬にして飯山の印象は悪くなってしまいます。「観光なんて関係ないよ」と思っている人達にも、

直接的・間接的の違いはあれ、結びついてくるんです。ここを分かっていただきたかったですね。」

そのため、観光局や観光事業者は地域の人に寄り添うことが重要となります。

地域の事業者が特産品の商品開発をすることを例にとっても、独自に商品看発を行い、

完成したら販売のお手伝いをする、というだけではなく、観光事業者は観光客が求めるものを

常に肌で感じているので、そうした「お客様視点」を持ったメンバーが事業者や商店主と協働して商品開発をすることが必要、

と強調されます。

何かを始める時には、まずは観光局や観光事業者が地域の人に寄り添い、共に考え、共に実行していくというスタンスを貫いています。

ここに挙げた取組みはほんの一端です。

 

 

ご興味・ご関心のある方は、ぜひ令和2年度経営人材育成研修「北海道会場」をご受講ください。

北海道会場は10月19日(月)開催です。お申込はこちら

 

 

 

トップに戻る