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地域専任講師のご紹介② 石垣一子先生

経営人材育成研修担当(一社)全国農協観光協会白木です。

令和2年度経営人材育成研修では、エリアを代表する、あるいはエリア注目の講師をスポットで招聘いたします。

各講師のプロフィールを会場の北から順にご紹介してまいります。

2回目は東北1会場の地域専任講師、石垣一子先生のご紹介です。

石垣 一子(いしがき かずこ)

 

陽気な母さんの店株式会社代表取締役社長

1953年秋田県大館市生まれ。

85年地元特産のそばを残したいと、手打ちそば加工「中山そばの会」設立。

88年営業許可を取得。95年秋田県女性農業士認定。同年、女性農業士としてイギリス視察。

2001年「陽気な母さんの店」立ち上げのリーダー格として活躍。03年秋田県農林水産大賞(活性化部門)受賞。

04年全国女性起業家大賞最優秀賞受賞。08年農山村漁村女性チャレンジ活動 農林水産大臣賞受賞。

11年陽気な母さんの店3代目の会長に就任。15年株式会社化に伴い、代表取締役社長に就任

 

今までの主な取組

 

体験直売所 陽気な母さんの店の取組

兼業農家の家に生まれ、週末家族で畑をするのが楽しみだったという石垣さん。

高校生の頃から農家になりたいと思っていたので、農家の嫁になるも、

農業以外に家事や子育てをこなし、自分の時間もお金もない中でだんだんやりがいを見失いかけました。

しかも自分が苦労して作った農産物も農協に出荷した後、お金は全てお舅さんの通帳に入り、

誰が買っているのか、買った人は喜んでるのか全く分からなくて。

それで消費者の人と直接交流したいと思ったんです。」

 

石垣さんはリヤカーや軽トラで売り歩く直売活動を始める。

果樹農家の石垣さんは果物を主に販売していたが「漬物」「キュウリやトマト」など、

行く先々で品物の要望が広がった。
「それなら、農家の嫁が力をあわせて、色々なものを買いに来られる

便利な場所をつくればいいじゃないかと思ったんです。」

 

しかし思いはそれだけではなかった。
「農業を家業ではなく職業にしたかったのです。収穫がなければ無収入の時期もある

不安定な仕事のうえ、家長の指示に従って休みもままならないのです。

収入を計画的にコントロールすることで、安定した収益と、休日を取ることが

できるのではと思ったんです。」

 

 

市役所や市議会、県議会など行政にも賛同してくれる人もいたが、出店までには悔し涙を流すこともあった。

「結局四年かかりました。四年。出店するまでに。

その代り、その間に会員組織「友の会」を作り、全会員の農産物や生産量、収穫時期を細かく把握しました。

そのデータから一日あたり、一人当たりでの販売計画を緻密に立てたんです。

家で作った農作物はひとつ残らず持ってきてもらい、

家で必要なものがあれば店で買ってくれ、とお願いしました。」

その緻密な計画が、初年度売上目標の一億円を達成した大きな原動力となったことは間違いない。

「百円のものを売って、一億円だなんてと笑う人もいたけど」
見事達成。次の目標は二億と倍にするものの、一億八千万円で足踏みしてしまう。そこで教育旅行の受入れを始める。

 

「農家の母さん達だけで体験の受入をしました。

直売所の体験から、農家の母さんたちが持ってる技術を伝えなければ、おふくろの味から袋の味になってしまう、という思いでしました。」

陽気な母さんの店を開店するまでの緻密な取組はまさに経営そのもの。

この石垣さんのお話を興味・関心をお持ちになった方は、ぜひ令和2年度経営人材育成研修「東北1会場」をご受講ください。

東北1会場は11月9日(月)開催です。お申し込みはこちら

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