─ ウィズコロナを生きる ─
ウィズコロナを生きる

(一社)全国農協観光協会の白木です。
時代はウィズコロナの時代に突入していますが、これからの時代に即した農泊を行っていくにはどうしたらいいか、お悩みの方も多いと思います。
そんな中、教育旅行の受入を9月から再開したエリアがあります。秋田県仙北市です。
教育旅行の受入にあたり、(一社)仙北市農山村体験推進協議会の主催により8月28日(金)に「感染症対策研修会」が開かれました。
会場の仙北市西木総合開発センターには、20名が参加、この日の秋田は猛暑という言葉がピッタリの35度の暑さ。
空調の故障もあり、文字通り熱気にあふれる研修会となりました。
今回の研修会は、体験学習や宿泊客の受入にあたって必要な感染症対策を学ぶことを目的として行われました。
感染経路別の予防ポイントとして、コロナウィルスはおもに「飛沫(口から出る水滴)」と「接触」により感染するため、
ウィルスを含む「飛沫」が「目、鼻、口の粘膜に付着する」のを防ぐことと、
ウィルスが「付着した手」で「目、鼻、口の粘膜に接触する」のを防ぐことが重要との話に熱心に聞き入っておられました。
具体的な体験や宿泊の場面ごとに起こりうる感染の事例を想像しながら聞いていただくことで、シュミレーションもできたかもしれません。
(一社)仙北市農山村体験推進協議会では、受入を始めるにあたって、手始めに秋田県下の小学校191校、中学校112校に情報提供を行い、そのうち小学校128校、中学校80校を実際に訪問、仙北への教育旅行誘致のキャラバン隊を実施しました。
教育旅行を中止もしくは滞在先を近隣に変更したいと考えている学校がほとんどであったため、例年にも増して熱心に話を聞いていただけたようです。
訪問先の学校ではその場で行先を仙北市方面に変更した学校もあったとのこと。
東北地方では教育旅行の受入をはじめとして各農泊エリアでの受入を停止・中止しているエリアも多く、ここまで積極的に営業を行っているところは珍しいと思います。
その分、受入の際には感染症対策をしっかりと行い、責任をもって受入れようという姿勢でこのウィズコロナの時代を生き抜いていこうという決意を感じますね。